ぐんじ:
自粛生活長くなってきたねぇ。みんな生きてるか~?
しんきち:
生きてるでー、かれこれ2か月は公演から遠ざかってるけど、今では毎日2歳半の双子を連れて近所の公園を巡ってるでー。
げんさん:
俺は生きてない。
しかも死んでない。
どや!いかにも深いコトを言ってるように聞こえるやろ?
こーゆー風にテキトーにノーテンキにやるしかないぜよ。
ぐんじ:
ノーテンキはノーテンキなんやけどね。酒が増える増える。
アル中指数ギリギリで生きてきたからなぁ。すっかり振り切っとる。
コロ明けには立派なアルコール中学1年生や。
しんきち:
なんかちょっと成長したみたいやん。でももうちょっとで中二病になりそうやね。
うちでは娘たちが毎日トトロ見たいーって言うてて「今日は我慢しょうか」とか言うてるけど、サツキちゃんとメイちゃんやから今月は諦めて一緒に見てるぜ。
ぐんじ:
同時上映の「火垂るの墓」は、ちと早いかの。これを観ないとトトロは始まらないんだよ~
しんきち:
「火垂るの墓」かぁ…2歳半にはまだちょっと早いぜ。
げんさん:
確かに。
2歳半で「火垂るの墓」に感動されても、それは引くわな。
それくらいのお年頃なら「ほたえる馬鹿」であってくれたまえ。
ぐんじ:
戦争について洞察した2歳半は夫婦喧嘩に参戦する。
「パパ、戦況は悪化するばかりね。ここは一旦引いて戦力を立て直すべきよ!」
「何を言っている2歳半!死なば諸共、突撃じゃ!」
「銃後の2歳半2号もパパを心配してるわ、って2歳半2号はママに参戦してるー!謀ったわね、2歳半2号!」
「そうよ。この戦況を鑑みてママにつかない2歳半1号ってバカなの?」
「それもそうね。じゃ!パパそう言うことで!ママ~!」
げんさん:
犬も食わんもんを2歳児に食わすんじゃねえ!
しんきち:
「パパは君たちのことを思ってママと喧嘩してたんやぞー!君たち2人がケンカした時、パパは間に入って仲直りさせたやないかー!
今こそ、それをここで君たちがするべきと違うか?」
「何よ、パパは怒ったらいつも怖いから仕返しよ!」
「そうよ、仕返しよ!ほれっ、ほれっ!」
「こら、大事なNゲージの模型を投げつけるなー!バリッ!…あ、そないして放るから大事な模型を踏んだがなー!なんでこんな事すんねん?」
「放ったあるの、バカ」
げんさん:
…このサゲ、自粛要請出されるで。